nozaki
雨を楽しむ
梅雨も真っ只中、やはり雨の日は心もからだも滅入ります。
車庫に吊るした洗濯物ももう三日も乾かないでいる。
なにより車庫の土間は雨も当たらないのに湿りきって、コンクリートは汗をかいている。
この暑さはただの暑さではなく、爽やかではないサウナのような、そう、
何とも言えない蒸し暑さ。この湿度は日本がずっと抱えているもの。
夏のある日京都へ出かけたことがある、二条城を見学した。
室内に直射日光が当たらない様に、外には木の戸が付けられ中は蒸された畳の臭いと共に
蒸し風呂の様な「むあっ」とした空気だった。 あの時もそう思った。
小学生の頃、傘は雨から身をかばうものであり、
雨上がりにはたまった水溜りをすくって歩くじょうごだった、
「あーあ」、と言われたがあまり怒られたという記憶はない。
車に乗ることが多くなり、あまり使わなくなった傘。
建物のすぐ近くまで行けるので傘はビニールの100円傘が多くなり、
ワンタッチ傘が重宝する。
近頃女性向きには傘や長靴などもいろいろ売っていて、
梅雨を楽しむ為の道具がある。
今この歳になって水溜りでは遊べないが、
雨の日に、ほんのちょっぴり気分を助けてくれる傘がある。
お店に来だして、もう何年も前に買いずっと使っていなかった傘をさしてみる。
ちょっとお洒落で、ゴルフをする二人が柄として入る緑に赤と黄のラインのマドラスチェック風の。(タータンチェックの間違いです後日談)
ジャンプ傘ではないので手で広げる、しっかりとした作りで軽くもないこの傘をさして、
雨の日にはこの傘をさしてって思うようになった。
一年の1/12近くある梅雨をいっそ楽しんでみよう。
この傘はそんな気持ちにさせてくれる。
雨が降っていなくても降りそうな時は持って来る。
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歩く時だけ車から出して、これがなんとも楽しい。
雨に濡れるし、蒸し暑いし、でも楽しい。