nozaki
せつない運動会
秋晴れがつづく
小学校の近くを通ると、なにやら騒がしく声が聞こえてくる
時に「ピピーッ」と先生の吹く笛のおと
だからと言って、勝敗のつく「かけっこ」はなくならない
足の遅い子や運動が苦手な子は、さぞやうらめしく思っていたのではないか
先生と一緒にお昼を食べていた子供も「これも運命」と悟る日はきたのだろうか
この年になると、楽しかった運動会もちょっぴりせつなさのわかる運動会か
気づかない年頃は、多いに笑い、泣き、楽しんでもらいたいものだ
何かと思えば、運動会の練習のようだ
今の子供たちはどんな競技をするのやら
ちょっと昔を思い出してみる、
すると、いつの頃からかお昼の食事を教室で食べていたことを思い出す
たしかその前は、グランドの家族の応援席だったりしたなぁ と
田舎だったからかな、と思ってみたものの
家の事情が可愛そうならば、足の遅い家系の子も可愛そう
差別の無いことは難しく、平等とはもっと難しい
ふと、家族がこられない子供の為?親のいない子供の為?
そんなんじゃなかったかなと、後になって思った事を思い出す
たしかに、周りが家族そろってお弁当を食べる中
たった一人だとか、おばあちゃんと二人でとかは、可愛そうではある
大人になって、生まれた時から平等でないことを思い知る
その国に、その家に、生まれたくて生まれるのではないのに
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