nozaki
落ち葉
10月の声を聞いた
そろそろ山では紅葉が、と言われる季節である

木々の多い山々を歩くとその地面はふかふかとした足に優しいクッションの様
広いお宮の裏手なども木々の下はそんな感じのところがあった
昔秋まつりに走り回った神社はそうだった

木々から落ちる枯葉によってそのクッションの層は出来ていた
こんなふうに落ちた葉っぱをそのままにしておけるほどの広さがあればそれが良い

しかし街中の公園などでは木々の周りは遊び場といっしょで
落ちた葉を拾い集めないと風により周りを囲った柵に吹き溜まったり
外の道路に出て行ってしまう

だから小さな神社やお寺なども管理する人や清掃係の人が竹ぼうきで綺麗に掃いて
地面を覗かせている

歩道の街路樹の落ち葉もこれからの季節は掃除が大変
ある時見たレストランの女子店員は
イチョウの葉っぱを掃いて集めては大きなゴミ袋に入れていた
それをあざ笑うかのように次から次へと落ち葉はハラハラ落ちる

舗装された歩道は集めてゴミ袋に入れないと地面に戻ってゆくことはない
踏まれて粉々になって雨に濡れてどろどろになる前に処理しようと言うのか

自然の循環からすれば落ちた葉っぱはやがて回りまわって木の栄養になったりする
放って置けさえすればそのクッションはやがて山を肥やし川や海を豊かにする

しかし街ではただの厄介者のゴミとして捨てられる
これはある意味もったいないと思うが
その木の出す枯葉はその木の与えられた身の回りの地面では抱えきれない量であって

風に吹かれて排水溝の入口をふさぐ邪魔者になるのでゴミにされるのは仕方ないか

これほど大変な思いをしてもコンクリートジャングルに木々を植えようとするのは
人間の本能か

時折行くホームセンターの園芸コーナーの人の多さや街の花屋さんに花を求める人の姿も
この表れか

何となく自然といっしょに居たい、緑を傍に置きたい
こんな海から生まれた人間のDNAが地球温暖化と戦おうとしているのならば
参加せずにはいられない、そんなふうには思わないか

去年は赤く色づいた紅葉よりも、赤く茹で上がったカニの方がと思ったものだが
さて今年はどのように思うことにしよう
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