nozaki
言葉を交わすことが
『販売』が変わってきている
先日発表になった百貨店業界の売上はまたもコンビニ業界に差をつけられた

しかし、そのコンビニ業界よりもさらに上があるそれは通販業界
最近ではネット通販の利用が大きいと言う

先日もテレビでこの事を扱っていて巨大ネット販売会社を取材していた
利用者の「痒い所に手が届く」スピード感と品揃えであった

ある利用者は田舎暮らしの人で
近くに店がなく1週間に1度家族の注文を聞いて発注しているとの事であった
食材や生活用品などなど、それも発注の翌日には届き大変重宝していると

このような使い方は良いなぁと思う

また、社員は女性用の「鼻毛カッター」などの店頭では買いづらいものが良く出ると言う
それもある

知り合いに聞いた、お取り寄せのお菓子やデザート、料理なども何人かまとめて発注する と
なんでも、ある料金以上になると送料が無料になるのでまとめ買いやグループ買いをするのだと

もうずいぶん前から通販はある、どこからどう調べたのか分厚いカタログが届いたものだが
今はそれがネットになり、欲しい物を自分から画面の中へ探しにいく
その場にいて買い物が出来る、が良いのだろうか

小さい頃、店の店員さんとあれこれと話しながら、今日は何が良い、どのくらいご要り様?
もう少しまけてよ、などとは、子供心に大人の会話だった
関西では当たり前の値切りの会話も子供心にはやっぱり大人だった

今は画面を見てポンとクリック
そこには会話もなく、商品の良し悪しについても、ましてや季語や笑顔の挨拶さえも無い

塾通いで育った世代にはもともと家族との会話時間も少なくクリックポンは馴れっこなのだろうか

そう考えるとファミリーレストランなども会話と言えば注文する時だけで
大規模の量販店も自分で商品を選びレジでの支払いの時の一方的な言葉の羅列を受けるだけ
大型スーパーにいたっては商品を自分で選びレジ打ちさえも『ピッ』と自分でするのである

マニュアルによる「いらっしゃいませ」と「こんにちわ」がくっついた「いらっしゃいませこんにちわ」が
顔も見えない本棚の向こう側からこだまの様に聞こえてくるそんな大型本屋もあった

だからと言うわけではないだろうがこれもアメリカ生まれのコーヒーチェーン店が
店員それぞれの言葉で挨拶をするようになっていた、始めはその人の会話と思ったが
これも他店の『マニュアル的』に対抗するだけのマニュアル『挨拶』であった

カウンターに座り注文とあれこれの世間話をする鮨店や定食屋さん
やはりカウンター越しに良い香りを漂わせコーヒーを淹れる喫茶店、八百屋さんや魚屋さん

孤独死などが問題化する今の社会に会話で対峙する商売が見直されると思うのは私だけか
なじみの店がある事が嬉しかった若い頃、馴染み客ばかりの店で居心地の悪かった少し大人になった頃
無い物ねだりの繰り返しではあるが、会話がコンピューター表示や音声とではとても悲しい

閉じる