nozaki
町医者               追加5月28日
「町医者」などと呼び捨てにしてしまうと怒られてしまう
昔はそう呼んでいたと思うのだが、今は「掛かりつけ医」と呼ぶのだろうか

もっと昔は「町のお医者様」や「先生様」、武士の時代ならば怪しい祈祷師までも「医者様」か

小さい頃どこか悪くなればお医者さんへ行っていた、胃が痛くも頭が痛くとも手足をぶつけたりしても
今思えば医者の『何でも屋さん』だった
今のようにここが痛いから内科医、手を怪我したから整形外科医などではなくとにかくお医者さんへ

町にはその先生しかいなかった、などという所も少なくない

少し前スキー場に居た、スキー場があるような所だから山奥の田舎
当然お医者様は近くには居ない、すぐ下の村でも週1回集会場の医務室に医師が来るわけで
オールラウンドプレーヤー

少し離れた市には日赤病院や市民病院があり「おっこれは?」という時にはそちらを紹介される

しかし今より良いと思えた、何か悪い、調子が悪いとなれば「先生あのねぇ」で診てもらえた
変だなと思えばその医師の医院へ出かけて診察して貰えたものだから

得意分野など関係なく何でも相談できた、きっといろいろな相談や症状を診せられていたのではないか
だからきっといろいろ知っていたのではと、診もしないで「自分は解らないから」などとは言わなかった
いろいろなことの経験により「町医者」に成っていったんだと思う

最近の掛かりつけ医は分野を素人が見極めてどこへ掛かろうと考えなければならない
そして分野ごとに専門化されているのでオールラウンドプレーヤーの町医者に当たりつかない

お医者さんはどれも大変なのだろうが、特に大変な分野などの医師になる人がいない、産婦人科など
問題が人命や何時も待機状態などいうことからなのか

今宮崎で発生している家畜の伝染病『口蹄疫』が大変な事になっている
1960年代にはイギリスで猛威を振るった 
この事件は人にも感染したということでとりあげました
日本でも10年ほど前92年ぶりに宮崎で発生しているが

その現場でも家畜の獣医不足が指摘されている、ペットなど動物病院の開業医は多いのだがと

そして町医者の初見と同じように獣医師や保健所職員も経験が物を言うのだろうか

しかし92年ぶりの時はその症状の経験はなかったと考えるがどうだったのだろう
普段から診なれた症状ではないのだからを見てこれは口蹄疫という判断をするにはと
そう思うと最初に掛かる医師や保健所員は大変な責任があるのだろう、本当は

推測で軽々しくは言えないがあえて言えば
最初の診たて違いにより人生が変わったり無くなったりはあったことだろう

今の社会はやたら責任問題を問う姿勢にある
そのため責任問題が発生しにくいところに身を置こうと自己防衛や身内防衛をしてしまう

お願いしますと望まれて難しい問題に挑戦しても結果次第で、あれほど頼んだ人が敵になってしまう
「失敗したくて失敗する人はいない」はもう通用しないのだろうか
『先生に任せた結果だから』、と信頼の置ける町医者や医師との関係が築かれる社会を祈って
   
67〜68年のイギリスの数は約40万頭、2001年のイギリスでは1千1百万頭の殺処分
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