nozaki
昔返りと進化
「また君に恋してる〜♪」と巷で昔の歌がリバイバルする
それもオリジナルでなくカバーという形で

なんでも女子高生にも受けて携帯電話の着信曲に選ばれるのだとか
そのことでオリジナルのビリーバンバンも聞かれるようになったと

最近インターネットの動画サイトYouTubeで昔聴いた曲などを見かける
そこに書き込まれたコメントに、今の曲に無い素晴らしい歌詞、綺麗な言葉、などが目立つ
また当時は若すぎてその歌詞の意味するところが理解できなかったなどというコメントも

いつの頃からだろう、日常を切り取ったような事柄が歌詞になっていったのは
昔の文学作品の一説から取り上げたものや良く見る駅のホームの別れ

言葉に表れない事や想いが蘇る感覚

何かを感じてこの歌も今の人に共感されているのだろう、ただ「あの人が歌っているんだ」ではなく

今この浜松では浜松ジャズウィークが開催されているが、ジャズがBGMとして定着した
このことはずいぶん前のこのコラムにも書いているが
ジャズはミュージシャンのオリジナルとして新しい曲などが次々出ている

しかしクラシックに関しては、「クラシック」と言って新しい作曲者の名前を聞くことはない
ショパンやバッハ、シューベルト、ベートーベンなどその昔の人々が今もクラシック

では本の世界は、文学作品があり小説があり昔の歴史文献があり情報誌、マンガなどと
どれがクラシックでどれがジャズどれが歌謡曲でどれが・・・・と

歌詞の世界が本に通じるならば作曲はクラシックやその他たくさんの曲なのか
クラシック的な本はやはり新作が出てこないのか

今回懐かしい曲の歌詞を見ていて、あの本のあのことが表現に使われているのかと知った

今まさにその『本』という形が大きく変わろうとしている

その昔には口伝えという形だったものが文字によって壁や石、板、革などに書かれ
紙の出現で身近になる、そして活版印刷で大衆に本が普及したのだろう
何に書いたかだったが、その「紙に書いた」「紙を使った」ということが変わろうとしている

先日村上春樹さんの三部作の三巻目が発売されたときの報道が凄かった
この本離れの時代だからと言われた、しかし
今回本を紙から切り離したその器具の発売元のアメリカでの電子書籍のダウンロード数はもの凄い
まだ今までの本の電子化なのだろうが、新作ではないのだろうが

何冊もの本を持ち運ばなくとも1台で良い事が素晴らしい事なのか
印刷代、運搬代分の割安も素晴らしい事なのか、本なのに動画や情報量も・・・・・と

この、時代の変化(進化)のその時にいる事が素晴らしい事なのかも知れない
ダウンロードなどなどと使いこなせるのかは別にして
そして本としてではなく、いろいろなアプリ?ゲーム?として使う人が多いとしても

新しいばかりが良いということではなく、昔ばかりが良いということではなく、と考えながら

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