nozaki
音楽家と企業家と支える人と
企業家と言う言葉が正しいのか?あまりにも世界が違う私が言うのもなんであるが
先日各企業の役員など1億円以上の報酬を受取る人の名前や報酬額が公表された

報酬を払える組織があって、それを妥当と考える人があるからの報酬
がんばれば多くを貰えると励みになることもあるが

それを妥当と思う人の中には、ずれている人も多い
世界恐慌の最中その発端となった金融会社の報酬に米国大統領も激怒した
これが現実

畑で作ったものを物々交換する、労働力を提供して報酬を得るではダメだったのだろうか
社会と言われるものはどんどん進化してきたのか?

今高額で落札される絵画などの作者は、パトロンと言うのだろうか国王や貴族、教会などに見出され
その才能を突き詰めていった

きっと食べて生活してができていればそれでよかった社会
大いなる富と名声を手にして左うちわで暮したなどという芸術家を知らない
しかしそれに群がるハエのようなものが現れてその世界も変わってしまった

近年そのハエの程度が凄くなって、芸術を見る目ではなくその作品を金塊として見ている
残念なものだ

8億9千万円の報酬を貰う人の趣味は何なのだろう
明日からその報酬の高額さゆえに「来なくて良い」と言われたとき何をするのだろう

お金はあるし、何もいらないから
世界の一線で働くことが趣味だから「働かせて」とは言わないのだろうか
『やりがい』というものと報酬というもののバランスが難しい

団塊の世代と言われた人達の退職が続き、家に居てくれても困っちゃうと言う妻の言葉に
家に居てもやることが無いしと頷いてしまうという企業戦士も多かろう

昨日まで働いていた人が今日から働けないのは、役に立たないではなく
もう『お歳だから』という今の実年齢にそぐわないルールのため
そしてその傍には日本社会が見下すようにしている主婦が死ぬまでその仕事をこなすのである

先日クラシックの演奏をテレビで見たが、最後の拍手に応える演奏家の笑顔
家に帰ればもうおじいちゃんなのだろうが、そう思うと音楽家のそれは生涯現役なのだろう
あの画家などと同じ芸術家なのだ

中国で外国企業の従業員の賃金値上げが問題になっているが
働ける場所をありがとう、から自分達は安く使われているに替わった

きっと働いている当事者ではなく、ここでもいろいろなハエがブンブンしているのだろう
その結果外国企業がさらなる後進国を求め、出て行く事は考えないのだろうか
日本の賃金は高いからと出て行ったように、同じ問題を繰り替えすのか

何かちょっとしたことが楽しい、を忘れてしまいがちな毎日
会話をすることが良いかもしれない、いろいろな世代を越えて
昔行ったポルトガルでの、広場を散歩するおじいさんと若い孫の姿を思い出しながら

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